恋と仕事とダイエットとストレスと。

　18時（530kcal）　
　たこ焼き/サッポロ　ドラフトワン３５０ｍｌ



　19時（1,086kcal）　　
　けんちんうどん/ご飯/大根とキャベツのサラダ/
　サッポロ　ドラフトワン３５０ｍｌ/カンパリ



ハルちゃんが帰るから、新幹線に乗るまで送って行くことにした。

お昼御飯をどこで食べるかって話になる。

ハルちゃんは有名なお店だとか、話題のお店ってのが結構好きだ。
並ぶのは好きじゃないのだろうけど、「美味しいもの」と定義されたものが好きだ。
ヒマワリはその手の「話題の店」には、あんまり興味がない。

近くに謎な店（胡散臭い店も含む）があると、とりあえず入りたくなるけれど、
話題の店だとか、テレビでやってたお店は今行かなきゃいけないものでもないし、
並んでまで行く意味がよくわからない。
食べることにそれほど執着がないってのも原因だろう。

「つけ麺屋かなぁ」というハルちゃんに
「いちいち電車降りてまで並ぶのヤダ」と言った。

じゃあどこにする？と聞かれたから、
乗り換えの駅で気になるお店があるから行きたいと伝えた。
しかし、どうも反応がよくない。
多分行ったことがないお店に新しく行くのも億劫なのだろう。

「前にテレビでランチをやってたんだけど、普段は行けないから」
「行こうと思ってた日に限って休みで、機会がないから」
「電車代使ってまでつけ麺に行く意味を見いだせない」

電車代かかる、ってのが一番のポイントだったのだろう。
どうにかこうにか折り合いをつけ、ランチに行った。
ハルちゃんはお肉もお魚も選んだから、まぁまぁお高いランチ代になった。
一番安いのを選ぶわけないなと思っていたから、まぁ仕方あるまい。

３年前から行きたかったのだ。

「行ってよかった？」と言うから、「うん。」と答えたが、
私は「行きたかっただけ」なので、また行くかどうかはわからない。
でもハルちゃんは、「また行ってもいいよ」と言う。

そういうのはきっと、ハルちゃんの優しさなのだろうけど、
ヒマワリは色んなところに行きたいだけなのだ。

そんなわけで、二人の会話はいつもちょっとずつすれ違っている。
ハルちゃんにはお金の話をできるだけしたくないから、うまく伝わらない。
この日も結局「お金」がキーポイントになってしまったわけだ。

ヒマワリは吉野家は好きじゃないけど、ハルちゃんは好きだ。

だからヒマワリが一番行きたいのは、もしかしたら吉野家かもしれない。
「行こうよ」と言うと「好きじゃないでしょ」と言われる。
ヒマワリにとってみれば、何食べても同じなんだけどな。

多分、腕一本くらいは吉野家でできていると言うハルちゃん。
節約とお出かけを同じ程度に愛しているヒマワリ。

「吉野家の牛丼も、甘い食事もそれほど好きじゃない。」
だなんて本当のことを言うんじゃなかった。
と、ランチを決めるたびに後悔している。