恋と仕事とダイエットとストレスと。

　18時（782kcal）　
　パン耳キッシュ/インスタントコーヒー(ブラック)


　19時（48kcal）　ホットレモネード


「みんな自分勝手に言いたいことを言って、私の話は誰も聞かない」
そう呟けば、「ミンナ」そんなことないよと言う。
聞いているよと言う。言わないからわからないと言う。

私が欲しかったのは、何かあったのか？という言葉だ。

自分は「ミンナ」ではなく、ここにいるからなんていう自己主張を聞きたかったわけではない。
聞いているよ、ひとりじゃないよ、なんて気休めの言葉じゃない。
私自身が「誰も聞かない」と思っていること自体は投げやられている。

自分に都合のいいことばかりを相手がしてくれるわけではないのはわかっている。
それは他者にとっての自分がそうであるように、都合いいことばかり望むわけにいかない。

しかし、私が何か本音を呟けば、「なぜそんなことを言うのか」と責められるわけだ。
辛いと口にすることさえ責められる人間の気持ちになったことはあるだろうか。

この時期、四六時中否定をされ続けていたからもあるだろうし、
誰かしらの文句を聞きづけていたからもあるだろう。
同じ質問や同じ会話を何度も何度も続けていたからもあるだろう。

ひとりでよかったのに。
世界にたったひとりでいいから、大丈夫？って言ってほしかっただけなのに。
辛い。悲しい。苦しい。寂しい。痛い。
我慢して我慢して我慢していたら、何が悲しいのかさえ見えなくなっていた。
だからつながりを全部切ろうと思ったのだ。

勝手に流れてくる情報を遮断し、なぜ言わないのだと責められる言葉を遮断する。

出来ないから困っているのだ、とは誰も思わない。
弱音を吐かないのは、いつも強気な性格で、元々タフだから。
ヒステリーを起こしているくらいにしか思わない。
手を血だらけになるほど掻き毟り、顔は薄い皮膚がはがれた後で真っ赤だとしてもだ。

できないことは人それぞれだ。

弱音を吐けない人間もいるし、気遣いをしたいのに空回りをする人間もいる。
気づきすぎるから動けなくなる人も、気が弱くて折れてしまう人もいる。


ツイッターフォローを解除した友人からメールが来た。
私を誤解しないでほしいという訴えだった。

仕方がないので丁寧に説明しておいた。
私が怒っていることを。そして疲弊していることを。
彼女は、「ワタシ」はここにいるよと言う。
それは自己主張であって、いたわりの言葉ではないなと思う。
自分が他人に必要とされるべきであり、そうすることで自己確立したいだけだ。
ただ相手の話を聞いて、どこにでもある歯車でもいいから相手を楽にしようとは思っていない。

私はどうやら世界とうまく折り合いがつけられないみたいだ。
普段はどうにかこうにかうまくごまかしているけど。

死ぬにしても生きるにしても、冷凍庫にあるパンの耳は邪魔だなと思う。
とりあえずそいつらを食べられる形にして、ボチボチ掃除をしてみる。
そういう作業はちょっとだけ私を気楽にしてくれる。

必要なものを必要なだけ使える人間になれたらいいな、と思う。




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