恋と仕事とダイエットとストレスと。

　19時（1,381kcal）　
　雑穀ご飯/豚冷しゃぶ/あじの南蛮漬け/きゅうり/カンパリソーダ


　21時（543kcal）　
　雑穀ご飯/豆腐サラダ/カンパリソーダ


　22時（76kcal）　チェダーチーズ


また昼ごはんを抜いてしまった。
だからって、夜ご飯を二回食べていい理由にはならない。

でもなんだろうね。
食べちゃうね。太っちゃうね。でも食べちゃうね。

お腹は満たされているわけだから、これって完全に「心」の問題なわけだ。

こういう時に思い出すのは、学生の時のこと。
ヒマワリよりもポッチャリだった子が、肥満外来にかかって劇的に痩せた。
その子が言ってたのは、「太っているのはストレスと言われた」ことだ。
その時は、ふーん、と何となく聞いていたのだけど、今ならわかる。

あの頃の自分は、心が弱いから太っていると思っていたけど、実はそうではない。
ストレスってのはやる気なわけで、やる気がなかったらそもそもストレス過多にならない。
自意識と、自分自身がずれてしまっているのだろう。

「やったらできる」という自負だったり、「やらなきゃいけない」という義務だったり、
追い込んでいるのは自分自身なわけだけど、それがどうにも上手く「抜けない」わけだ。

ヒマワリはふと気付くと、歯を食いしばって作業していることがある。
パソコン入力している時だったり、テレビを見ている時だったり、本来力を入れなくていい時もだ。

そういうことがわかってきてから、食べる時には「頭」で食べるようにしている。
あと何キロカロリーくらいなら、それほど太らないと計算して、
どうせなら足りない栄養素を補えるように「過食」する。

太っていたときは、よく吐いていた。
食べきれない量を胃に押し込み、食べきれなかったものが吐き出される。
吐いた後は、とてつもない罪悪感と、とてつもない安堵感が訪れる。
今考えたら、摂食障害気味だったのか。
でも小さい頃からだから、今更「病気よ」と言われても、「へー」としか思えない。

一年間で吐く回数ってのは、毎日ではないにしろ、両手では到底おさまりきらない量だった。
食事の記録をつけ始めてからは、それがほとんどなくなった。
なにが変化したのかって言われたら、これだと言えることはないのだけど、
やっぱり買ったことを後悔したものを、思い切って捨てたことからだろう。

クローゼットに収まりきらない洋服や、壊れた家電や、人からもらったモノたち。
それに押し込められて、それらのものに囲まれて生活していたことをやめた。
最初は２枚のコート。中学生の時に買ってもらった（壊れた）コンポ。
そういうものを捨てて、「未来の自分が手に入れたものを入れる場所」を作った。
修理するのも高くてためらう乾燥機付き洗濯機。
新しい洗濯機を買うための出費と、今までの思い出のあるモノを手放すことと。
そういうものをいちいち考えずに、「時間を買おう」と思った。

過食だったり、ストレスだったり、人によって理由は様々だと思う。
ヒマワリだっていつまた過食嘔吐を繰り返す日々になるかはわからない。

ただ色んなことを決断できた自分は、今までのの自分とはちょっと違う気もする。

誰かが選んだ「決断」じゃなくて、私が「決断」したこと。
それは間違っていても、「選んだこと」を褒めようと思う。

大事なことは足跡ではなく　むしろ足そのもの
（銀色夏生『これもすべて同じ一日 (角川文庫)』より）

自信なんてなくてもいいさ。
明日になったら、またゼロから始めればいいさ。
過食になったら、
「食べたなぁ。なんかしらんがエライ無理してんなぁ私」
と思えばいいさ。

うむ。
しかし、痩せたら体が重くなるから、物理的に困る。
さて、明日はなにを食べようか。