恋と仕事とダイエットとストレスと。

　16時（1,470kcal）　
　おでん（大根）/おでん（こんにゃく）/おでん（がんもどき）/おでん（卵）/
　キャベツの千切り/ごまだれ/寄せ豆腐/ポン酢/チキンソテー/
　ご飯/ＫＩＲＩＮ　のどごし生５００ｍｌ×２本


アジの開きが写真にあるのに、記録してない・・・・。
まぁ、適当にしか書けてません。


豆腐屋に行こうという話になった。

前から行きたいと思っていた場所なのだけど、
食にそれほど興味がないヒマワリはわざわざ行ったりしていないからだ。

じゃあなぜ、「行きたい」と思うかと言われたら、「面白そうだから」である。

怪しげな店ってのは面白い。
なぜ潰れてないのだろう？と思う場所だったりモノは面白い。
妙な店主がいたり、思った以上においしかったり、不思議な常連がいるからだ。
まぁ、ハルちゃんは嫌いみたいだけど。

私たちの好みは全く合わないのだな、ということが最近わかってきた。
ヒマワリの興味があるものは、ハルちゃんにとって嫌悪するものだったり、
ハルちゃんの日常だったことは、ヒマワリにとってタブーだったりするからだ。

でもハルちゃんは妥協してしぶしぶ行くことがある。
そして、予定を一度決めたら雨だろうが雪だろうが決行する。
この日は秋の気配なんてちっともなくて、やたら暑かった。

なんだかんだと微妙な空気にはなったけど、おでんを作ることにした。
　おでんは家で作るもんじゃないよ。
なんでいちいち文句を言うことしかできないのかわからないが、
とりあえず、何かを始めようとしたり、何かを考えたりすれば、文句か否定だ。

私はだんだんと心が萎れていくのを感じながら、無視しておでんを作る。

豆腐屋もそうだし、おでんもそうだし、焼き鳥もそうだし、様々なことがそうだ。
たまに気に入ることがあっても、「　俺レベルだと最初からわかるよ」と言う。
すべての成功は自分だけのもので、すべての失敗はヒマワリのせいだ。

萎れた心でおでんを作る。
成功しようが失敗しようが。私の家ではおでんがあった。
私のことを本当に愛してくれていたと思える、今は亡きおばあちゃんが作ってくれていた。
今は、酒飲みの私のために、おでんが好きであると気づいた母が実家に帰ると作ってくれる。
自分の家ごと、自分の経験ごと、まるごと否定されることになったとしても、
私は私だし、家族を（ある程度は）愛しているし、誰に否定されても消えないのだ。

何かをするに際して、こんなにも覚悟をしてからでないとダメになるとは。
否定や悪意の言葉、すべての詰問口調で、心は相当弱っている。

おでんはそれほど文句を言われなかったけど、
大根はどうだとか、こんにゃくがどうだと文句を言われる。
そして、２食続いておでんでもいいかと尋ねると、
　なんで？おでんは時間経った方がいいでしょ。
と言われ、私には「当たり前でしょ、バカじゃないの。」に聞こえる。

「おいしかったし、おでんを食べよう。」とか、
「まだおでん食べたいし。」ではなく、「なんで？」と言われる。
文句しか言わないなら、お金を渡して食べに行ってもらう方が楽かもしれない。
何度となく考えたことを、やっぱりこの日も考えた。

きっと、否定とか、文句とか暴言、そういう言葉ばかりが日常にあったのだろう。
ありがとうとか、ごちそうさま、おいしいね、なんて言葉はなかったのだろう。
何をやっても当たり前。
でも私も、そういうのに慣れてきた。悲しいと思わない。
誰に何を言われてもうれしいと思わなくなってきたのと同様に。

解脱だな。
豆腐だし。
半死半生。

やっぱり坊主になろうかな、と何度も何度も考える。




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