恋と仕事とダイエットとストレスと。

　19時（923kcal）
　ご飯/焼き魚（さんま）/油揚げと小松菜の煮びたし/
　味噌汁（わかめとねぎ）/キャベツ/ピーマンのポン酢かけ


　20時（216kcal）　
　サッポロ　ドラフトワン３５０ｍｌ/海老せんべい


ハルちゃんが家に来ているとき。
昔なら終わってすぐ帰っていたし、なんなら急いで帰っていた。

でも今は買い物もして帰る。
この日はスーパーで秋刀魚が９０円くらいだった（と思う）から買いに行った。。
随分長いこと遠距離で付き合って疲れたから、ではなく。
急いで帰っても帰らなくてもこの人にとっては同じ事なのだなァと気づいたからだ。
むしろ、私といる時間よりも、ひとりの時間の方が大切だからだ。

以前ヒマワリの誕生日に、ヒマワリのお友達とハルちゃんが家にいて、
私はふたりを置いて、寝不足で仕事に行ったことがある。

エアコン嫌いの友人が猛暑の中エアコンをつけてないだろうことを心配していた。

急いで帰ろうとしたら、キャベツを買って来いと言われ、フラフラで家に着けば、
米がないから買って来いと言われたことがある。

私のトモダチも相当アホなので、気遣いってものを知らない。
一応は朝、「洗濯物干すくらいやっておくよ」と言ってくれた。（自分でやったけど。）
でも睡眠不足で誕生日の人間が仕事終わって買い物をして帰ってきて、
米を買って来い、って・・・。まぁ本当にめまいがした。吐き気もした。

喜ばせようとしているのはわかるけど、体調不良の時には何もかもが無意味だ。
「大丈夫？」の一言の方が、おとなになった世界では有効だ。

スーパーで米を見ながら、私のやっていることは全く意味のないことなのだと悟った。
「やるから」悪いのだ。誰に頼まれたわけじゃないんだから、しなければいいのだ。

サプライズにするつもりで買ってあったケーキも、花火も。
お金のないハルちゃんが、（そのとき）無職だった友人が、考えてくれたことが嬉しかった。
しかしその記憶は、吐き気を抑えながらスーパーに行ったことと共に思い出すのだ。

『ぼくは勉強ができない』の中で、カミユの話をする少年がでてくる。
彼と付き合っていた彼女は、最初は「すごいなぁ」と感心するのだ。
しかし、彼女が貧血で気分が悪くなったときにも、彼は全く気づかない。
哲学だのなんだのを滔滔と述べているのだ。
自分が体調不良のときに、哲学だのオシャレだのなんて全く関係ないのだ。

肉体は精神を凌駕する。

だから私はハルちゃんの、そして私の体調を一番優先するのだ。

しかし、ご飯が何を食べたいかと聞けば、何でもいいしか言わず。
何を作っても何を買っても当たり前で、仕事をして帰ってからご飯を作るのも私だ。

どんなに頑張っても、どんなに頑張っても、どんなに頑張っても。
他人には「関係ない」ことだから、私はいつも好きでやっている。
できないこともあるだろうが、私は「理想とする人間像」のために日々生活している。

見栄や体裁のためにファッションにお金をかけるなら、安価な服で気にせず働ける方がいい。

お通じが悪いだの、お腹を下しただの、体重が増えただの。
アレルギーもあるし発達障害もあるし、お金もないし。
体調の事を考えて提案したメニューは、合わないだのマズイだの言われる。

それでも私はやるべきことを、できる限りのコトをやるしかないのだ。
ハルちゃんに全部合わせていたら、何かが改善することなんてないのだから。

毎度なにかしらで大喧嘩になるのだが、ハルちゃんは波風立てずいる方がいいのだろう。

でも、何かをしてくれと期待もしない、何かができると思いもしないなら、
別に誰かと付き合う意味なんてないのだ。一人でいる方がいい。
肉体は精神を凌駕する。しかし、「ただ生きる」だけなら今すぐ死んでも同じことだ。

日々試行錯誤、勉強中でしかない。



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