恋と仕事とダイエットとストレスと。

　19時（127kcal）　牛乳


　20時（785kcal）　
　ミネストローネ/アイスティー(無糖)



なんか本当に気分が落ち込んでいた。
誰も私の話を聞いてくれないし、ローソンのパンを食べたら太るし。
イヤダイヤダと思っていたら、寝てる時吐きそうになった。
みんながみんな私に愚痴を言い、都合のいいように私の時間を使う。

ハルちゃんはと言えば、朝メールが来るものの、電話は１週間に１度くらいになっていた。
なら電話したらいいじゃない、と思うだろうが、
かけても「なに？」と不機嫌そうに言われたり、繋がらなかったりが続いて、
電話嫌いだからと言われてからは、かけないことにしていた。
ツイッターやブログには予定が書いてあるが、私には連絡がない。
どこかの誰かに伝える方が大切なのだ。

そんな風に考え続けていたら、本当に嫌な気分になった。
「嫌だ」と言えば終わる話なのに言えない自分に情けなくなった。
そして全ての物事は誰かのせいではなく自分のせいである。
こうやってずっとずっと、かなりの長い間考え続けている。

ふと。
思いついた。

ローソンのパンはシールだけとって捨てればいい。

昔流行ったビックリマンチョコだとか、なんとかエッグだとかみたいだ。
シールが欲しいから、パンを買うけどそれを捨てる。
それはすごく人間的に終わっている行為もしれないけど、
もうそれでいいじゃないか、と思った。
あと１０００円程度をゴミ箱に捨てるだけで私の悩みは減るのだ。

明日死ぬかもしれないのだ。

そうだ、死ぬ日を決めようと思いついた。
それなら生きることもそれほど辛くないじゃないか。


次の日、職場に普段通りに行って、おやつにハーゲンダッツの差し入れをもらった。

私はひとりで仕事をしているので、この手のおやつに参加したことは無い。
お土産は買ってくるものであって、私がもらうものではない。
そう思っていたのだけど、最近はなんとなく気にかけてくれる人がいる。

ハーゲンダッツは太るし、思いやりってのは重い。
私は死のうと決めたのだから、誰かに親切にしてもらうのは心苦しい。

「忘れてないよ」と言われたわけじゃないけど、
ちゃんと私の分も買ってきてくれていたってことが、とてもありがたいなと思った。
私はそのうち死ぬかもしれないけど、ハーゲンダッツを買ってもらったことを覚えておこう。

家に帰ってきたら、恐ろしいほどの食欲や吐き気がなくなっていた。

結局私は、君のことを忘れてないよ、って誰でもいいから言って欲しかっただけのようだ。


※　注　※　９月中旬のお話です。現在はまぁまぁゲンキです。