恋と仕事とダイエットとストレスと。

　17時（1,790kcal）
　たこ焼き/ＫＩＲＩＮ　のどごし生５００ｍｌ×２本/マヨネーズ



前の日に、「キレイになった」という言葉で、ちょっとだけ安定を取り戻した。
今思うと、その一言で復活できるほど追い詰められていた。
どんだけ否定の言葉を浴びせられて我慢をしていたんだ、と思うと笑える。

復活したから、マミーに電話をしてみた。
最近（精神的）調子が悪いのだ。

旅に出ると言っていたから、どうでしたか？と聞くと、
デブのツアコンにやられたらしい。
旅館に泊まりもしないで、トーキョーの弟の自宅に行ったようだ。

意味が分からないのでよくよく聞いてみると、何から何まで不手際だらけで、
それまでもずっと我慢をしていたが、最終的にはマミーの部屋の案内をしなかったらしい。
挙句の果てに、部屋がないと言いやがったようだ。

「最初から態度が悪いと思ってたのよ。」
「すごい太っていて見るからに動かないし、愛想は全くないし。」
「どんなに辛くても仕事なんだから、ある程度は我慢しないと。」

と、延々文句を言っていた。
後日談では、そのデブの年かさのツアコンは、他の客からも多くの文句が出たようだ。

うちのマミーは気は強いが、そういう団体行動を乱すタイプではない。
意に沿わないことをじっと我慢して、誰もしない仕事もぐっと堪えてするタイプだ。
　途中で帰宅するとは、よっぽどのことだね。
急に訪ねた弟の家では、辛くて悲しくてボロボロ泣いてしまったらしい。

それはいよいよのことだ。

その話を聞いて本当にかわいそうになってきた。
しかもアホの弟と嫁は、母親の話をしっかり聞いてやらなかったらしい。
なんて浅はかな奴だろうか。

いつもは泣かない人間が、辛い、苦しい、悲しいと涙を流すとは、
泣くこと自体を悔しいと思っているのだけど、限界値を超えているということだ。
そういうときは、じっと話を聞くことが必要なのに、弟はアホだな。
嫁の方が心配していて、ちゃんと話を聞けと怒っていたらしい。

母は結婚してからずっと、自分の居場所を探しているような気がする。
息子や娘がいたときは、母としての場所はかろうじてあったのだけれど、
居場所がないって不安は、もう長い間蓄積されてしまっているのだ。

　そのデブのツアコンはかわいそうな人だね。
「太っていてもかわいらしい人はいるけど、あの人は本当に感じが悪かった。」と言う。
　そういうのを私はデブスと呼ぶんだけど。
「そういうことを言ってはいけませんよ。」とマミーが言う。

わんぱくでもいい、たくましく育ってほしい。（丸大ハム）

太っていたら、ニコニコして働き者であるべきだ。
なぜならそういうのは本当にすごく感じがいいからだ。
スマートな人は、できるだけ優しい物言いにするべきだ。
なぜなら同じことを言っても印象は全く違うからだ。

デブだろうがガリだろうが、愛されなくても平気なんて人はいないと思う。
だから、まずは「今の自分を」愛せる方法を探している人が好きである。


色んなことを考えて、色んなことを無理している状態にイライラする。
少しでも今の自分を好きになるために、色んな物を処分しようと思った。
黙々と捨てるものを探していると、余計なことを考えなくてすむから、ちょっと気楽になる。
使い便利の悪いたこ焼き器・・・。やっぱり捨てようと決意した。

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