恋と仕事とダイエットとストレスと。

　19時（667kcal）　
　トマトクリームスパゲッティ/オレンジジュース/ウーロン茶

　21時（477kcal）
　納豆うどん/ＫＩＲＩＮ　のどごし生５００ｍｌ


　22時（624kcal）
　エースコック　スーパーカップ1.5 濃コクとんこつ/卵/カットわかめ




この日、久しぶりの再会があった。
一回りほど違う年齢の若者たち（男の子２人）である。
ずいぶん長い間話をしたせいでお昼ご飯を食べそびれた。
仕事終わりにご飯を食べに行くことになった。

まぁ、ご飯ぐらいごちそうしてやるか。
焼肉に行ってもいいけど、ヒマワリはそんな元気はないのだ。

どこでもよかったけど、どこに行きたいわけでもなかったからサイゼリヤに行った。
そこでもまた長々とお話をした。

「キレイになりましたね。」と、痩せたことをシンプルにほめられた。
もう７年ほど年を重ねたのに、当時の私よりキレイになったと言われたことは驚きだ。
年下は興味ないですか？と猛烈に何度もアプローチされた。
もう一人の子に、こいつ本気で言うてますよ、と言われた。
私をいくつと思っているのだろうか。

ささやかながら私にも女子的プライドは残っていたようで、
化粧くらいしとけばよかったわ・・・とほんの少し後悔した。

全く興味のない（ほぼ忘れていた）人間に褒められたとしても、
自分がダイエットしたことには何かしらの意味があったのかも、と思った。

ハルちゃんのことを少し考えた。
無職で病気（アスペルガー以外にもある）でおっさんで悲観的な彼と比べたら、
一回り違ったとしても、言うことは聞いてくれそうだし、今よりも楽になることが多そうだ。
とりあえずお金を稼いでいるわけだし、なによりキレイだねと言ってくれるわけだ。

でも全く興味を持てなかった。
「こいつはナイ。」と思ったのは、会話の中の「俺、デブは無理。」であった。
当然相手は私がデブ（自称ぽっちゃり）だったことも知っている。
今のヒマワリはスマートなのだ。デブではないのだ。
それでも、デブやブスに優しくない男は好きではない。

デブは無理、とか言う理屈はわかる。
自己管理ができてないだとか、だらしない感じがするのだろう。
生理的に無理な場合もあるだろう。

それを言うなら「髪型同様、軽そうな頭の中が無理」と言ってもいいわけだ。

今までだって、条件のいい男はいたのだ。
デブであってもモテる方法はあるし、男子の全てがガリガリが好きなわけじゃないのだ。
デブ専にはイケメンが多いともいうし、ぽっちゃりの方がいいという男はたくさんいる。
でも結果私はハルちゃんを選んだし、それを後悔していない。

ハルちゃんはヒマワリがマツコ・デラックスだったとしても会うと言ったけど、
モデルみたいなガリガリ体型の美しい脚をもつ女以外は認めない男である。
普段の生活の中で出会っていたら、言葉を交わすどころか目線も合わせなかったかもしれない。

私が痩せたのは、病気で無職の悲観的な男の一言のためである。
「痩せたらいいのに。」
「太っていてもいいよ」と言った彼氏が言うから痩せたのだ。
痩せたのが先ではなく、デブ（自称ポッチャリ）な私が先にあったから痩せたのだ。

でもまぁ男子はビジュアルと若さに惹きつけられるようにできている。
それは生物学的にも仕方のない話だ。
しかし、デブだろうがブスだろうが、プライドや自意識ってのはあるのだ。

「キレイになりましたね」って言葉だけをいただいてサヨウナラしておいた。
気遣う食事のせいで帰ってから暴食した。

心なんて見えない。
だから見ようと努力してくれる人がいい。




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