恋と仕事とダイエットとストレスと。

22時（1,271kcal）
　トマト鍋　424kcal
　アサヒ　旬果搾リ　ハッピーレモン３５０ｍｌ　371kcal
　ご飯　328kcal
　ピザ用チーズ　144kcal
　キムチ　5kcal



23時（104kcal）
　カバーリングチョコレート　51kcal
　ビスケット（ソフト）　52kcal


ダイエットは「意識」とかいう、ふざけたアドバイスをしている女子の皆様。男子の皆様。
その方々を見るたびに、「あー、こいつ誰かを痩せさせる気なんてないんだなぁ」と思う。
美容は意識かもしれない。美しくあるってのは、ある程度の知的操作が必要だ。

「頑張ってるから痩せられる」とか、「意思が弱いから太っている」とか、
ヒマワリも昔は信じていたけど、実はそれは「みんなが言ってるから正しく思えること」にすぎない。
なぜなら、意志の力でどうこうできるなら、みんなとっくの昔に痩せているのである。

たとえば人間は寝ないと生きていけない。
ヒマワリは２０代の頃、１週間でトータル１０時間しか寝なかった週があり、
「あぁ、人間の体は寝ないと機能しなくなる｣というのを実感した。

・視界が白っぽくなる。（多分視力を休ませていないから）
・地面がふにゃふにゃに感じる。
・味がしなくなる
・自転車で電柱にぶつかるというマンガみたいな出来事が実際起こる
などが主な症状である。多分他にもある。

そのときは若さと意思の強さで起きていた。
課題を提出しないと進級に関わり、年間で２００万以上のお金が無駄に費やされるわけである。
スライドで部屋が暗くなった授業のときは「落ちた」。
寝た記憶もなければ、最後に見た映像だけははっきり覚えているというおかしな現象だ。

でもダイエットはできなかった。

他人からのストレスで、強度の自己嫌悪で血を吐いたことがある。
吐いたり、体調に変化があるまでのストレスを抱えていても、外ではニコニコしていた。

でもそのときも痩せられなかった。

ヒマワリは意思が弱いのだろうか？
何時間も継続して仕事を続けることができ、２年以上もレコダイができ、
昔だって毎日日記を書いたり、他人からのお手紙にコツコツと返事をしたりできていた。

そんなキャラクターでも自分は意思が弱いと思っていた。
太っているから。

ずーっとそう思ってきたけど、人からは意思が強いと言われていたけど、
「私は意志が弱い」という思い込みは消せなかった。太っていたから。

太っているのは意思が弱いから。

一見正しそうに見えるこの言葉。
逆だと思う。

意思が強いから痩せられない。
思い込みが激しいから、習慣を変えられないのである。
「意思が弱い」とか、「太っているからダメだ」とか思い込んでいるから痩せないのだ。

食べなきゃ痩せる。
でも食べてしまうのは「意思が弱いから」。
なぜそこがイコールになるのか。
自分のせいにしたくないから。

自分で出した結論、考えた持論、試したプロセスで失敗したら自分の責任だから。
「○○ダイエット」に頼って失敗したら、そのダイエットを言った人が悪いから。
自分は意思が弱いから、ではない。
考えることを放棄しているから痩せられない。

痩せている人は「頑張って痩せているか？」。
それを考えればすぐわかる。
頑張って痩せている人はいない。食べる必要がないから痩せている。

そりゃ中には努力している人がいる。
でもそれは「わかっていない」から努力することになる。
美容と減量は別のものだ。

都合のいい情報だけ信じて、都合のいいところだけ解釈するから痩せない。
痩せている人が「みかん」を食べる、「ごま」が好き、「のり」も好き。
それを聞いて、自分の好きなものは食べる。
ダイエットに効きそうと、勝手にイメージしたものだけは食べる。

都合のいいコトだけ強い意志で信じるから痩せない。
体重を維持しようとするのは人間の体のシステムだ。
太っているから「食べろ」と信号を出し、栄養価が偏っているから更に「食べろ」と信号を出すのだ。

「誰だって痩せられる。」
その言葉を信じることはしないのに、「自分は意思が弱い」という情報だけ信じる。
ダイエットに必要なのは多数決ではない。「正解はなにか」を見つけることだ。