恋と仕事とダイエットとストレスと。

　19時（1,122kcal）　
　野菜あんかけうどん/もやしのおひたし（明太マヨ）/梅酒/みかん




２０１１年秋にやってたドラマ『蜜の味』で、菅野美穂が言うセリフ。
「私のことも心配して。」

それに対して彼氏のＡＲＡＴＡが言うのは、
「君は心配することなんてないじゃないか。」

菅ちゃんの役は、お金のあるお家のお嬢様で、賢く美しい医者だ。
非の打ちどころはなく、非常に合理的な女性である。

姪の心配をする彼氏に、「心配して。」と言ったのは打算なのか甘えなのか。
どちらにしろ、心配することなんてないじゃないかと言われれば、
頑張っている意味ってなんだろう？と思わずにいられない。

このころ、何かを言えば「前に言った」とか、「違います」だとかの否定の繰り返しだった。
（ちなみにハルちゃんではない相手です。）
何度も何度も繰り返される否定は、もうこの相手には何も言うまいと思わざるを得ない。
コミュニケーションとは、キャッチボールなのだ。
投げたボールを全て叩き落としていたらキャッチボールにならない。

話している目先ばかりの是非を指摘しまくる病気であるとしても、
その習慣を「仕方ない」とあきらめることと、相手を認めることとはどう違うのだろう？
私が本当に疲弊していることと、相手が自由であることの境界線はなんだろう？

そういう説明しづらいことを誰かに聞いてもらうことはできない。
なぜならみんな口を揃えて、「やめたら」と言うのだ。
もしくは、「頑張れ」か、「自分の方がもっとつらい」と言うのだ。
どうしたらいいのか考えてくれる人なんていない。

私が人に相談されたり、やたらとヘビーな話をされる原因がわかった。
まずは相手の立場でものを考えて、話をできるだけフェアに聞く。
とりあえず先から先から否定の言葉を浴びせたりしないからだ。

辛いなら聞くこと自体をやめればいいじゃないか、と多くの人は言う。
それは思い遣りの言葉と言うより、ある種の定型句として用意されている。
どうしたらいいのか考えてくれる人なんていないのだ。
しかし、自分を守るために、他人はどうでもいいとはどうしても思えない。

だから私は誰にも心配されない。
自分の方が大変だから、聞いている相手は「気楽な立場」として話は始まる。
そして、自分の方がもっとつらいんだと言う言葉さえ浴びせられるのだ。

仕方ないっちゃ仕方ない。
ひとりぼっちであっても、集団でいても、他人に頼りにされていても、
孤独は確実に存在するのに、他者から見たら孤独とは見えないのである。

でも決して、自分だけが辛いと他人に言い連ねる人間にはならないようにしたい。
私はどんなに孤独であっても、どんなに苦境に立たされても、
暗い未来と明るい未来は、どちらも「可能性」でしかないのだから、
可能性がゼロでない限り、明るくするために自分のできることをやるしかないのだ。

最近は「心配してほしい」なんてことさえ思えない。




いつもお読みいただいて、ありがとうございます。
ブログを書く励みになります。ランキングバナーをクリック応援お願いいたします。