恋と仕事とダイエットとストレスと。

　19時（984kcal）
　鶏肉とキャベツのペペロンチーニスパゲッティ/高野豆腐の炊き合わせ


　22時（71kcal）　ぶどう（瀬戸ジャイアンツ）


ハルちゃんから久しぶりにかかってきた電話は、
ＰＳ３のゲームは何を買うかであった。

というか。
誰かがお金を払うんでしょう？

会いに来るのは、ゲームをするためである。
どこに行こうとか、何を食べたいだとか、そういうことを言えとは言わない。
でも、「会いたいね」とは言われないけど、「ゲームゲーム！」と言う彼は、
昔は人間を「使える」「使えない」で分類していたそうだ。

きっとヒマワリは「使えない」人間に分類されているのであろうが、
私はつつましい生活を送り、贅沢のためのカバン一つ買うわけではない。
それなのに「買うのが当たり前」と言わんばかりの、彼の言動には傷ついていた。

ゲームをなぜしないのかと聞かれた。

もし私にゲームをする時間があるなら、
お金をかせぐ手段を考える時間にしなければいけないからです。
仕事に行って、それ以外の自由な時間で、家事やら生活をするからです。

仕事をしていないとわからないのだろう。
毎日テレビに文句を言い、毎日ご飯を作れば文句を言われたと嘆いていて、
その辛さはわからないが、私の辛さも彼にはわからない。
仕事をできない辛さはわかってあげられないが、
なぜゲームをしないのかと聞かれる私の気持ちもわからないのだ。

専業主婦になりたいという女の人は無理だと思ったと言った弟。
稼ぎはそれなりにあるのに、誰かを養うのが嫌だというのではなく、
仕事をしたいと言う女の方が好きだという話であろう。（パートでもよかったらしい。）
結果、お医者さんの嫁をもらったわけだけれど。

私とハルちゃんの共通点ってなんなんだろう？

この頃、世の中の男子って偉いなと思った。
女子って仕事しなくても許される風潮があるけど、
男子は死ぬまで働かなきゃいけない。
だから、ハルちゃんは辛くて苦しいんだろう。

男の人って偉いって、本当に心から思える女子って少なそうだ。
結局「他人事」でしかないから、やってみなきゃわからない。

だって私は「死ぬまでハルちゃんを養わなきゃいけない」もしを考えたことで、
その重圧やプレッシャー、プラス女子というハンデを建設的に考えたのだ。
辛くて苦しい。でも逃げ出すことも弱音も吐けない。
なぜなら仕事をするのが「あたりまえ」になってくるから。
そしてゲームゲームと言われるのも仕方ないなと買わなきゃいけない。
またどうせ一番高いのからしか考えない。
安いので我慢するなんて彼にはないのだから。

そりゃ世の中の男も浮気したくなるよな。



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