恋と仕事とダイエットとストレスと。

　19時（1,673kcal）　
　麻婆豆腐/空心菜の炒め物/モロヘイヤ/ポン酢/
　サッポロ　ドラフトワン３５０ｍｌ×５本



前回だか前々回の滞在時に、キレた。

なぜ朝から洗濯をして、干して、仕事に行って、
ご飯を作って、洗い物をして、その上すぐ寝るとか文句を言われなきゃいけないのか。

それから洗濯をしてくれるようになった。

でもまたご飯を作っても文句を言われている。
もう私は完全にやる気をなくし、ヒマワリのお家に来なくていいよと言った。

多分何を怒っているのかわからないのだと思う。
ヒマワリがヒステリックに怒鳴ったり、物を投げたり、泣いたりしないからだ。

そのかわりハルちゃんと付き合ってから過呼吸的なものになることがある。
まぁ、お医者さんに行ってないから、何とも言えないけど。
仕事もだんだん追いつめられてるし。恋愛も意味がわからないし。年はとっているし。
まぁ、まだ死んでないし。大丈夫だろう。

目の前が真っ暗になったり、呼吸ができなくなって立てなくなったりする。
ちゃんとしなきゃいけないと思うのだけど、なかなか難しいもんだ。


ヒマワリがご飯を作っている時、以前はテレビを見ていたり、ＰＣゲームをしていた。

平日ヒマワリは仕事をしているのに、ご飯を作る時にゲームし、
ご飯には文句を言われて、その上寝たら文句を言われ、
自分は眠くなったらとっとと寝るのだ。

日曜日は日曜日で、ハルちゃんにＰＣとテレビを占拠されて
ヒマワリは手持無沙汰だから携帯ワンセグを見ていたら怒られた。
そりゃ、もう来なくていいって思ってもいいような気がする。

ずいぶん長い間何も言わなかったのだけど、ご飯を作っている時に発作的なものが出た。
視野が徐々に狭まって、あーヤバいと思ったら倒れた。

だからもうああしようこうしようと考えないことにした。
お金を渡して好きなものを食べに行ってもらったらいいのだ。

その旨を伝えた後から、断固として
　外食にはいかんよ　と言い始めた。
ご飯を作る時もとりあえず台所に来てくれるようになった。

そして「マーボー豆腐作ろうか？」と、「タンタン麺がいいなら中華麺がいるね」と言う。
ハルちゃんの自信のあるメニューであるからだろう、と思っていたが、
食材も「これじゃないとダメ」と言うので、ヒマワリはちょっと面倒くさい。

　別に作らなくてもいいよ。
　なんで？？食べたくないの？
　・・・・。

女子にはいろんなサイクルがあって、好きなものが食べたい時ばかりではないのだ、と説明した。
他の説明を入れるとワケがわからないってなって、自分が悪いのだとなるのも嫌だし。

　あー。生理とかね。
　・・・・。

そういうことでもないが、ハルちゃんは女子のブルーデーをあまり理解していなかった。
おっさんのくせに理解していないってことは、今までの彼女は我慢していたのだろう。

この日も
　マーボー豆腐作る？
と言うので、まぁ作ってもらうことにした。

掃除も大変だし、食材を集めるのもメンドクサイし。
でも精一杯、ヒマワリは麻婆豆腐が好きだ！という記憶に基づいてプッシュしてくる。

本当は野菜が食べたいし。

もらってきた空芯菜と、モロヘイヤを食べることにした。
食材を切るのと、洗うのと、調味料等用意するのはヒマワリがやっているので、
結局ほとんどの仕事はヒマワリが請け負っている。

でもまぁいいや。

　マーボー豆腐食べたい？
って何度聞かれたかわからんけど、精一杯頑張ろうとしているのはわかる。
テレビを見に行っては台所に来たり、ウロウロしているのも、
　料理はできるって言ったくせに、私一人でしているじゃないか
という発言を考えてのことなのだ。

　おいしい？
　うん。
　それはよかった。

　・・・・・・。

　これお店で出してあっても注文する？
　うん。そうだね。
　そうか。

　・・・・・・・。

　作ってよかった？
　うん。

　・・・・・・・。

　来てよかった？
　何が？
　会いに来てよかった？
　うん。よかったよ。
　そうか。それはよかった。

言わないとわからない。
いつまで怒っているのかも、ハルちゃんには伝わらない。

だからまた麻婆豆腐を作ってもらおうと思う。